遊びのシズルを体現、経営を学べる「マーケティングタウン」を広めるためのブランディング談義

NASU CREATOR'S DIRECTION



NASU代表 前田高志がコンサルティング対談を行い、その様子を記事にする企画「NASU CREATOR’S DIRECTION」。今回で6回目となります。



今回は、経営視点のマーケティングを疑似体験できるビジネスボードゲーム「Marketing Town(マーケティングタウン)」を運営する株式会社NEXERA(ネクセラ)の代表取締役 飛田恭兵さん、CBO(チーフボードゲームオフィサー) 山本龍之介さんをお迎えしてお話します。

 

 

経営の疑似体験ができるボードゲーム「マーケティングタウン」とは?

 

 

一作目「マーケティングタウン」がいきなりヒット。


前田:
僕と二人との関係は、「マーケティングタウンのデザインをお願いしたい」と声をかけてくれたことがきっかけだよね。そこから始まって、今は僕個人が二人の会社ネクセラの株主でもある。「マーケティングタウン」が一作目のボードゲームだよね?


飛田:はい、そうです。


前田:一作目からいきなりヒットしたってことなんだね。


飛田:ヒット……!そうですね、そう言っていいと思っています。


前田:お付き合いしている企業が、パナソニックさんとか大きな会社で……、


飛田:はい、サイバーエージェントさんやファンコミュニケーションズさんなど、上場企業やベンチャー企業を中心に導入頂いてます。


前田:
すごいよね。去年はNewsPicksがやっていてホリエモンさんや幻冬舎の箕輪厚介さんとかが審査員で出ている「メイクマネー」という、30歳以下の人がでる番組にも出たんだよね。あの番組はYoutubeでも見れるよね?全部見れる?


飛田:番組自体は途中までしか見れないんですが、僕らはあの回で1番最初の出演なので、プレゼンも全部見れます。

(ネクセラの二人が出演した、起業リアリティーショー「MAKE MONEY UNDER30」)


前田:
「ガチガチに緊張して震えてた」って言ってたっけ?そんな風に見えなかったけどね。


飛田:いや、足がもう……。今までの人生で震えたことがないくらいに震えました(笑)。



前田:あの緊張感は確かになかなかないよね。番組に出てから勢いを増した感じ?


飛田:はい、ありがたいことにお問い合わせが増えました。番組がYoutubeに上がってからは、さらに増えました。


前田:じゃあ、マネタイズもうまくいってる?


飛田:単月単位で黒字になってきました。


前田:いいねぇ。単価を上げていってるの?


飛田:上げたというか、最初はキャンペーンでやってたのが正規料金で契約をいただけるようになってきました。


前田:そうなんだ。じゃあ悩みとかないでしょ?これコンサル対談なんだけど、悩みがなかったら終わりますよ。

 

一同笑

 

山本:いやいや、いまだに解消きれていない悩みがあったので今日はその話をぜひ。


飛田:はい、渾身の悩みです。



経営視点をボードケームから学べる「研修」だとイメージづけたい!


飛田:「研修」のイメージが弱い
ことが悩みです。

SNSを使ってマーケティングタウンをプロモーションして行く際に、ファンが「マーケティングタウンってボードゲームについていて、マーケティングが勉強できるボードゲームだよね?」ってイメージが強いんですが、実際にお仕事として受注しているのは企業さんで研修用途なので。

「マーケティングタウンは経営視点をボードゲームで学べる研修だよね」までのイメージをつけたいです。


山本:そう、ボードゲームから研修へ。

飛田:「この研修いいな。これがこれからの時代の研修だな」「これが今時の研修ね」ってイメージをもってもらいたい。そこをどう出して行くか?ホームページの改修含めやっていこうと思っています。


前田:
なるほどね。ちなみに二人の若さで損していると感じる部分ってある?


飛田:若さで損……は、今の所は意外とないような。


前田:説得力に欠けるとか。


飛田:それはありますね。「エビデンスに欠けると」「経験値が足りない」とか。


前田:そこは僕もずっと気になっていて。だから、マーケティングの学者さんを巻き込んでプレイしてもらい意見をもらってそれをもとに改良するとか。その筋の本物の人に突撃して意見をもらって改良する。その活動自体を見せながらやれば、PRにもなるしエビデンスにも繋がるかなと。


飛田:確かに。「こういう人に会いに行きます」の部分から出して行くってことですね。会ったとことも、それから改良に繋がるところまで出して行くってことで。


前田:そうそう。今マーケティングタウンは企業からは評価を受けていると思うけど、もっと確証を深めた方がいいかなと。企業さんからは具体的にどういう声があったの?


飛田:「インプットばっかりだったけどリアルな経営体験ができた」とか言っていただけましたね。



前田:それいいね。遊びながらコミュニケーションをとりながら、マーケティングも学べる……学べるまでいってるのかな?


飛田:学びというか、「マーケティングを体感できた」という声はたくさんいただいております。いただく声として多いのが2つあって。

1つは、マーケティングや財務の知識を元々持っていたけど具体的なイメージが湧かなかった人がマーケティングタウンをすることで、線でつながって「今まで学んできた本の内容はこういうことだったんだ」と具体的にわかったと。

もう1つは、マーケティングタウンをやっていただいた企業さんで、NEWSをシェアするチャットが社内にあるようでその中で、「このNEWSは、マーケティングタウンで言う所のこれだよね」って話題になったそうなんです。これによって社内のメンバー間の共通言語になっていたってことですよね。めちゃくちゃ嬉しかった事例です。

山本:デザインでも同じじゃないですか?と言っても僕は詳しくなけど……、本読んだり講義を受けても「よし明日から即仕事でやってみる」とはなかなかなりにくいじゃないですか。トレースしたり何かしら実践的なことをやっていると思うんですよ。マーケィングタウンは、ビジネスにおけるそれです。勉強と仕事の間に挟む実践の場。今までそういうものってほぼなかったから。「実戦で失敗してこい」みたいな。このマーケティングタウンで一回失敗しておくとか、全体を把握しておくことに価値を見出しています。


前田:うん、そうだね。これ、すごくいいゲーム。


飛田・山本そうなんですよ〜〜〜〜!!


前田:ゲームとしてのエビデンスを強めるのもいいかも。例えば任天堂の誰かゲームデザイナーにゲームとして見てもらう。プラスさっきの話のマーケティングの専門家にも見てもらえたらエビデンスとしてより強くなるよね。


山本:それいい!めちゃくちゃやりたいです。


飛田:すごい。その発想なかったです。


山本:「山本です!ゲームは僕がやってます!CBO(チーフボードゲームオフィサー、最高ボードゲーム責任者)です!」しか言ってこなかったから(笑)。




飛田:そう。「CBOがいます!」ってくらいしか言ってないもんね(笑)。


前田:うんうん。で、そういう取り組み全部をSNSで出すのがいいと思う。

 

 

「ボードゲームブラザーズ」の名前で発信しては?


前田:
あと発信の話で言えば、二人には前にも言ったけどSNSがもったいない。二人が前面に出てくると、もっと興味持ってもらえるのに。ツイッターで、「ボードゲームブラザーズ」って名前で発信したらいいんだよ。


飛田:
いや……、それはちょっと……苦笑。
僕ら企業の研修をやってるので。



前田:SNS、特にツイッターの場合、企業さんは見ないから関係ないんじゃない?


飛田:いや、でもSNSからの研修依頼多いんですよ。お声がけいただく企業さんは従業員100名以上のいわゆるベンチャー企業が中心なのですが、そういうところからSNSで依頼がきたりするんです。


前田:すごいやん。じゃあ単価あげられるんじゃない?人事研修の依頼が多いの?


飛田:実は、人事部からの依頼は少なくて。研修と言えば一般的には人事部なんですけどね。企業の事業部長の方や、マネージャー層の方が多いんです。「うちのこのチームに経営視点をもたせたい〜」と思っている方。


前田:そうなんだ。なるほどね、確かに「こういう人材になれ」みたいな押し付けを感じさせる従来の研修は僕も好きじゃない(笑)。もちろん全てがそうではないけどね。


山本:確かに。それから、「今までは研修の制度を整えてこれなかったけど、ここから人材教育もやっていきたいね」みたいな用途でツイッターから声をかけてもらうことがあります。


飛田:ベンチャー系の企業であっても、上にいる人の層は講義型の研修を通ってきていて。でも正直それはあまり効果的でないって思っていて、「いいものないかな?」って探していた時に見つけていただくのがマーケティングタウンなんです。


前田:いいね。いいね。で、研修イメージをつけたいってのは、今は研修イメージがないの?


飛田:ゲームの要素が強いみたいで。学ぶこともできる「ボードゲーム」だよね?って言われることが多いんです。研修として価値があることも伝わればいいんですが。


前田:そうかぁ。そんなイメージがないってのが僕の中では意外で。研修に見えてるよ。まぁ、でも僕は二人のことよく知ってるからなのかな。


飛田:あれ?では僕らの幻想で、意外とみんなそう思ってくれている?




前田:SNSの写真を見たら、完全に研修してるから。


飛田・山本:あーーーーーー!勘違い!?


前田:研修って見えるより……というか「ゲーム」と「研修」両方があってマーケティングタウンだから。だから遊びの発信もしつつ、実はそれが研修だったくらいのイメージでちょうどいいんじゃないかな?


飛田:確かに。「楽しそう」ってのが僕ららしさでもあるから。研修に振り切ってしまうと、楽しさの要素が薄れるのかもしれないですね。僕ららしさがなくなってしまう。


前田:そう、硬い感じ。研修だけど研修っぽくない。だから「マーケティングタウン」はウケてるのじゃないかな。

 

 

「ネクセラ」の社名がなぁ……。


山本:
今、ホームページの改修をしているので、ネクセラのコーポレートカラーが欲しいです。そのご相談もぜひしたくて。


前田:あぁ、そうだね。ただその前に社名の「ネクセラ」ってのがなぁ……。

 

一同爆笑

 

山本:ああああああああああ、それはもう……、十分承知しています……。


飛田:ネクセラ」って、社名がわかりにくくてごめんなさい……(笑)。




前田:
「ミスターボードゲーム」とかがいいんじゃないの?「ミスターチーズケーキ」みたいな。「THE」って感じがするでしょ。佐野研二郎さんの「ミスターデザイン」とかいいもん。水野学さんの「good design company」もそう。「これぞ王道」な感じ。


飛田:確かに!THEですね!


前田:good bordgame companyとか。


山本:なんか……、ものすごくかぶせてきた感じが(笑)。


前田:ネクセラって社名がなぁ……、ちゃんとした会社感はあるんだけど。


飛田:僕がもともと作った会社がネクセラで、その中で「マーケティングタウン」のゲームが生まれた。それで、マーケティングタウンがヒットしたから他の事業を全部やめて、マーケティングタウンに全部振り切ったんですよ。


山本:そういう覚悟だったんで。


前田:そうだったんだ。じゃあやっぱり「ミスターボードゲーム」ぐらいの、王道の名前を取ってしまうのもありじゃない?今ボードゲームをやってる人って多い。だからこそ、ボードゲームブラザーズでもいいと思うけどね。だって二人ってよく似てるから。


飛田:
いや、それはちょっと……(笑)。今日も髪を下ろしてきてしまったから、絶対「似てる」って言われるだろうなと思っていました。


山本:まぁでも考えてみたら、ついに社名変更を考える時がきたのかもしれませんね。


飛田:たしかに、諸々のブランディングを考えないといけないですね。


 

大人も遊びから学んでいい。

 

前田:話を戻すけど、無理に研修要素を強めて見せる見せる必要はなくて。今のそのままの二人の感じが「新しい研修」としてうけている気がするね。遊びが学びになる。それをそのまま伝えるだけでいいと思います。伝え方だよね。


山本:キャッチコピーではないけど「楽しく学ぶ」ではなく、「楽しんでたら学んでた」でやっていきたいなと思って。



飛田:
結果それが研修として使われているくらいの。


山本:そう、そして研修でもエビデンスが出てるというのを目指す。


前田:子供って遊びからいろんなものを学んでて、大人もそうであっていいんじゃないかと思うんです。本を読まないといけないとか、セミナー行かなきゃいけない、じゃなくて。大人も遊びから学んでいいんじゃない。


山本:「とりあえずやっとくか」っていう形式的なものではなく、しっかり本質があって、学べて楽しいものをやっていきたいです。


前田:いいね。ただそうなってくるとなぁ……ネクセラの社名が気になる……(笑)。


飛田:またそこに……、行き着く先がネクセラに……(笑)。


山本:でもまぁ、そこに行きますよね。


前田:ネクセラって、「次の時代の〜」って意味だっけ?概念としてはいい。


飛田:そうです。「次の時代を作る」っていう。


前田:うんうん、それはだからミッションとか行動指針みたいなものだね。意味自体は素晴らしいと思うよ。


 

テーマカラーの4色は、「遊びのシズル」


山本:
で、さっきお話したように僕ら今ホームページを大改修しようとしてて、それにともなってテーマカラーが必要だなと思っています。決められなくて。テーマカラーとボタンに使ったらよさそうな色ってありますか?


前田:白でしょ。スーパーファミコンみたいのでいいんじゃない?差し色でいろいろ入れる。スーパーファミコン世代じゃないか?


飛田:小さい時にありましたよ。ドンキーコングとかやってました。


前田:ボタンだけカラーがついてるでしょ。ああいう感じでモノクロの世界だけどワンポイントで色がついてる感じがいいんじゃないかな。


飛田:あれ。それってマーケティングタウンの色そのままでいけちゃう?




前田:確かに、コマがカラフルだよね。コンテンツ作る会社は、コンテンツが主役だからあんまり色がない方がいいんじゃないかな。例えば赤にしちゃうと、青っぽい作品を作りにくいかもしれない。


山本:確かに。


飛田:これからのボードゲーム、全タイトルモノクロにしようかな。かっこいいし。


前田:うんうん。ゴテゴテしてるボードゲーム多いから。シンプルな方が研修にも繋がると思う。


飛田:今っぽいですしね。「いけてるな!」って印象を持ってもらえそう。


山本:そうか。じゃあ考えてみたらマーケティングタウンのコマの4色っていいですね。


前田:そう。マーケティングタウンのイベントをよくやっているよね?それが毎回マーケティングタウンがやってるものなのか?がよくわからなくて。


山本:今よく使ってるのがこれなんですよ。研修のスライドとか。この4色が割と入ってる感じかなと。


前田:これいいやん。4色というか白のイメージなのかなと。


山本:そっか、やっぱりみんな白のイメージなんですね。


前田:スーパーファミコンのボタンの色がこれだから、一緒でいい感じ。赤、青、黄色、緑。プレステもそうだから。遊びの象徴遊びのシズルみたいな感じだね。スーファミ、プレステ、マーケティングタウン……!


山本:そうですね!!


前田:そうですねって(笑)。


飛田:やっと気づいてもらえた。任天堂、ソニー、ネクセラ!!でもネクセラという社名はわかりにくい……。


一同爆笑


飛田:「遊びの象徴、遊びのシズル」っていいですね。やばいです。


前田:楽しそう、遊んでみたいなって気持ちになるもんね。


山本:盤面が最初真っ白じゃないですか?このカードで、これをゲームで経営していくと、駒をおいていくから、最後盤面がカラフルになって自分たちで作った感じがして、映えるから写真をあげてくれる人も多いんです。


前田:それいいね。

 

 

ゲーム結果を元に診断ができるのでは?

 

前田:あ、思いついた。マーケティングタウンの成績が悪い人って毎回悪いものなの?


飛田:悪い人にフォーカスしたことはあんまりないですね。


山本:そうですね…。


飛田:研修の講義や振り返りがなければ、2回目悪い人は、おそらく3回目も悪いかもしれません。


前田:それは経営センス?


飛田:センスもあるし、経営視点を持っていれば。仮に1回やって悪くても、その視点を身につければよくなるはずなんです。ただ1、2回で改善できない人は3回目もできない気がしますね。


前田:それをコンサルするのは?


飛田:あーーーー!「この人はどういう視点を持っている」っていうチェック……、あれだ!アセスメント!



前田:アセスメントって何?


飛田:診断とか評価です。マーケティングタウンをやってみた時に、この人の思考レベルを層にして、こう言う人にはこの研修をやった方がいいとか。そういう分析を……できる!!


山本:できるなぁ!!


前田:それもだから長期で契約をして。


飛田:ですよね。しかもこれこそ研修事業として一緒にやる意義がある。


山本:ある!!

 

前田:あとはそうだね、二人でやってる感じが新しい感じがするからもうちょっと前に出た方がいいよ。名前は、やっぱりボードゲームブラザーズに……、



飛田:しません(笑)!



前田:しなくていいけど(笑)。「ボードゲームやってる二人」って見え方をした方がいいよ。モノクロなら白と黒とか。駒をピンバッジにするとかね。遊びを作る方と、学びを作る方。いいねこれ。「アソブくん」「マナブくん」にしたら?


一同笑


飛田:マナブです〜


山本:アソブです〜

(写真左:アソブくん(山本さん)、右:マナブくん(飛田さん))


前田:最高(笑)。

いや、イメージはそういう感じよ。わかりやすいし。というわけで、やるべきことがたくさん見えてきたね。

 

・遊びと学びのエビデンスを進める

・コーポレートカラーはマーケティングタウンのカラーで

・ゲーム結果の悪い人の診断のプランを作る

・二人でやっていることがわかる発信の仕方

それから一番大事なのは……。


飛田・山本:社名……!

前田:そう(笑)。

本当に変えるかどうかはさておき、社名を含めトータルブランディングを考える時期なのかもしれないね。マーケティングタウンは、ほんとうにいいゲームだし、これからも面白いゲームを二人は作っていくだろうから、僕もデザイン面で関われることを楽しみにしています。


飛田・山本:ありがとうございます!!

(※社名変更の予定はないそうですが、トータルブランディングを考えていくとのことです。)

(NASU東京事務所の巨大ぬいぐるみにまたがって遊び全開ポーズ!)

 

 

 

 

*NASU CREATOR’S DIRECTIONをご希望される方は、お問い合わせください。
(1枠 100,000円、内訳:前田とのコンサル対談、対談の記事化、NASU-noteへの掲載。)

 

聞き手、画像:前田高志
撮影・構成・編集:浜田綾

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