近づきたい鬼!「まえだとキミトの鬼フィー祭」イベントレポート

イベントレポート

 

NASU-noteをご覧のみなさまこんにちは。ライターの山下桃音です。
私は普段、歯科衛生士をしながら前田さんが主宰するコミュニティ“前田デザイン室”でデザインやライティングをしています。

今回は私も参加した1月26日開催、NASUの「まえだとキミトの鬼フィー祭」イベントレポートをお届けします!

 

 

 

T4 BUILDING OSAKAでNASU、初イベント

 

イベント開催地は大阪難波のT4 BUILDING OSAKA。

NASUは昨年11月にT4 BUILDING OSAKAへ移転しました。
移転のきっかけは卓球台です。まえださんが以前の事務所用に卓球台を購入したことがきっかけで、卓球用品メーカーとの繋がりが生まれました。

実はこのビルは、その卓球用品総合メーカーのリノベーションプロデュースなんです。

一昨年購入した1台の卓球台からの物語が、“交流を図り、新しい知識や人脈が生まれる場所を目指す”T4ビルへ導いてくれました。ここには素晴らしいイベントスペースがあり、今回のイベントはオーナー様ご理解のもとT4ビルイベントスペースにて行われた、NASUとしての初イベントでもありました!

 

 

 

出会いは広告

 

今回のイベント登壇者はレタッチャー大谷キミトさん、そしてNASU代表 アートディレクター・デザイナー前田高志さんです。

おふたりの出会いは本の広告。

前田デザイン室で雑誌“マエボン”を制作することになり、キミトさんにその広告枠を「楽しそうだから」という理由で購入してもらったことが出会いでした。

その後「楽しそうだから」とキミトさんは前田デザイン室に入会!
さらにその後、まえださんの作品集+ビジネス本である“NASU本”の広告枠も購入していただきました。

またNASUのサービス、コンサルティング対談の様子が記事になっています。
『アルキメデスの大戦』のビジュアルを手がけた、レタッチャー大谷キミトの展望。

 

 

 

「まえだとキミトの鬼フィー祭」“鬼フィー”とは

イベントタイトルに入っている“鬼フィー”。

“鬼フィー”という言葉は“鬼フィードバック”の略称です。
鬼フィードバックというのは、まえださんが前田デザイン室の中で使っていた言葉で、プロの制作レベルまで制作物のレベルを引き上げるようフィードバックを行うもの。そのため細部調整にまでこだわります。

私の知る限り鬼フィードバックのルーツは、2016年11月5日まえださんの初イベントで行った“愛のダメ出し企画”ではないかと思っています。

その後前田デザイン室のデザイナーにバナー制作を鬼フィードバックしたnoteが話題となって、鬼フィーがコンテンツ化してきました。

 

前田デザイン室でデザインがうまくなる! 鬼フィードバック全公開。

 

【誰も教えてくれない!】デザインの輝きを生む“フィニッシュワーク”

 

https://takashimaeda.jp/nasu-note/oni-training-2019oct/

そんな鬼フィードバックをレタッチのプロ!大谷キミトさん、デザインのプロ!前田高志さん、おふたりが行う貴重なイベントとなりました。
イベント参加者は鬼フィードバックしてもらいたい制作物(何でも)を提出し、鬼フィードバックを受けるも良し。鬼フィードバックされている様子を見る、聞くも良し。

とはいえ鬼フィードバックの鬼は恐ろしい鬼というわけではなく、児童文学『泣いた赤鬼』で言うと青鬼、つまり優しい鬼なんですよ。

ちなみに鬼フィードバックは、2020年4月に登録商標を取得しました。

 

 

鬼フィードバックはイベント募集バナーから!

イベントバナーも鬼フィードバックで制作しました。鬼フィードバックは今まで、まえださんが前田デザイン室のデザイナーやNASU社員を対象に行っていました。その鬼フィードバックを今回、外向けに募集したマエダサンタ。

https://twitter.com/design_nasu/status/1209457397229486081?s=21

マエダサンタすごい……鬼フィードバックを受けられて、記事にしたら1万円?!

鬼フィードバックを受けられるありがたい機会なので絶対1万円なくても募集殺到しただろうけど、きっと金銭を発生させることでより責任を持って真剣に取り組んでほしかったんでしょう。

マエダサンタは本気です。

その中で本当にやり切ってくれそうな人を選び、多数の応募者から鬼フィードバックを受けることに決まった行武さん

まえださんの鬼フィードバックに行武さんが何度か白目を剥きながら作成し、完成したバナーがこちら!

これ以上の正解が見つからないすごさ。

「フィードバックとかけて書き初めの書道に、習字の先生が朱色の墨汁で直し入れてる感じ」って鮮やかすぎる。

上記バナー制作過程はこちらです!
年末年始鬼フィードバックのすべてをお話しします。

 

 

 

 

祭のはじまり

参加者30名限定。参加者の視線は2人の鬼に熱く向けられていました。

そんな熱いイベントに私は遅れる+間違えてスクリーン側非常口から入室する失態を犯し冒頭参加できていません。すみません。優しい鬼だったので和やかに迎えてもらえましたが、普通の鬼なら節分の豆ガードに使われています。

そして12人の鬼フィードバック希望者の鬼フィードバックが始まり、おひとりずつキミトさんまえださんの間に入って鬼フィードバックを受けました。2人に挟まれたオセロ形式で早くキミトさんまえださんと同じ立場になれそうです!

お1人目は飲食コースメニューのバナーでした。

前田さん「フォントの色も情報量だからね。」
と、初っ端から金言が飛び出し、細部までこだわっているのが良く分かりました。

食べ物の写真もどこにでもある食べ物の写真ではなく、このために撮ったという見せ方が大事。キミトさんのレタッチでシズル感が増します。

今回の鬼フィードバック希望者が持参したレタッチ&デザインは様々で、バナー3、レタッチ画像3、ポチ袋1、ロゴ2、名刺1、YouTubeサムネイル1、CDコラージュ1、フライヤー1でした。

やる気のある方が複数持っていたので数が人数より多いです。
多岐にわたるラインナップ!!いろんな制作物への鬼フィードバックが本当に勉強になります。

キミトさんが実際に写真を触ってレタッチしている場面が何度もありました。その手さばきは圧巻。

キミトさんが操作しているとサラッと流れそうになった

「ハイパス+オーバーレイ」

にイベントで1番の熱が集中!!これを写真にかけるとハッキリ印象の強い写真になるんです。

効果もすごいですが、このネーミング自体も魅力ポイントで言いたくなりますよね。破裂音ってすごい、あと魔法っぽいし。会場内から口々に「ハイパスオーバーレイ」「ハイパスオーバーレイ!」の声が聞こえてきました。

https://twitter.com/kyoshiro_nagano/status/1221342785015402501
https://twitter.com/nao_penguin_23/status/1221352923730329600
https://twitter.com/designshop_aoki/status/1221330004560101377
https://twitter.com/IK198554/status/1221691518328524800

ハイパス+オーバーレイをイベント後試された方のレタッチ。

https://twitter.com/kyoshiro_nagano/status/1221776222549504000

KYOSHIRO studio

印象変わりますよね。

 

ここで、箇条書きにて私がメモした範囲でレタッチ、デザインそれぞれで出た言葉を記していきます。

 

 

レタッチ

・どこにでもある食べ物の写真ではなく、このために撮った活きをだす

・グラデーションなめらかに

・写真を合成する場合は同じ色味やトーンになるように調整する

・目立たせたくない箇所はコントラストやトーンを落としたりする

・目立たせたいものを際立たせるために奥行きをボカす

・エッジを立たせて全体の質感をパリッとさせると存在感がでて絵が強くなる。(ハイパス+オーバーレイ)

・コップの中に通った光が机に落ちる、など普段の光を観察する(光のコントロール)

・世の中の良い物見まくる、ハイライトの入れ方を参考にする。色を抜いてコントラストが落ちた場合はハイライトを入れると立体感が出る

・陰影コントロールは9割トーンカーブで出来る

・レタッチは情報整理

・元写真は大事なんだけど、どう見せたいかによって大きく調整することもある

・本物の素材を持っておく、本物が最強

 

 

デザイン

・フォントの色も情報量

・文字間そろえるの大事。それだけでデザイン経験が分かってしまう

・フチ文字にすると安っぽくなる(まえださんはフチ文字使ったことない!)

・文字の太さと絵の情報合わせる

・伝えたいことが多すぎると何も残らない。何を目立たせるか決める

・コンセプトをしっかり

・ここでしか使えないデザイン、かつ飽きないデザインを提供(2〜3年で変えるならいいけど)

・モニターだけで判断せず、実際の大きさで出力する

 

一般的に言えるところを抽出しましたが、実際のイベントでは個々のレタッチ&デザインについて細かい鬼フィードバックがありました。12人の方が持ってきていたので、それぞれ方針の違う鬼フィードバックがあるわけです。目の前のスクリーンを見るのとメモを取るので追いつかないくらいの情報量でした。

 

鬼フィードバックを聞いたイベント終了後、お二人からのアドバイスをもとに自主的に制作物を進化させた方がいましたのでご紹介します。

 

 

ふねぷとんさん

イベント提出時

↓↓↓

イベント後

風景と人物の色味を合わせると世界観が合いますね。

 

 

ekoさん

イベント提出時

↓↓↓

イベント後

このイベントではイベント終了後LINEグループを作っていました。LINEに投稿していた上記画像のイラストレーターデータをまえださんに添付、それをまえださんが触ったものが下記です。

↓↓↓

ERA Home Page

この変化に「おおお!!」って言ったし、細部まで美しすぎるし、ちょうどその時自分が作っていたものとの実力差に嘆いて我に返りました。すごいのは以前から分かっていたのですが、まえださんが会社員時代の後輩に「前田さんのモニター見たくない」と言わしめた実力をひしひしと感じます。
でもこんなすごいものを公開してくれてるのに、見ないのはもったいないですよね。おそるべし鬼フィー!
それにしてもイベントでの鬼フィーがあって、さらに鬼フィーを聞いて直したところまで見てもらえるなんて手厚すぎる!

 

 

鬼の居ぬ間に懇親会

さて“鬼”モードはイベントで終わり。元々怖い鬼じゃないし、ただ単に「鬼の居ぬ間に洗濯」とかけたかっただけなんですけどね(笑)。

懇親会にはキミトさんまえださんも参加されましたよ。
質問に懇親会中も真剣に答えてくれて、勉強とは違った話も出来て充実のひとときでした。懇親会参加の方に同じ境遇の方がいて心強かったし、いろんな方との交流が楽しかったです。

印象的な出来事といえば熱烈なキミトさんファンの方が来ていて、キミトさんの勧めもあり前田デザイン室にその場で入会されていたことです。愛の力を感じます。その方は「キミトさん愛を語るnoteを書く」と言っていたので公開が楽しみです。

普段前田デザイン室の交流はオンラインですが、やはりオフライン違った良さがあります。懇親会をきっかけに前田デザイン室へ入会された方が多くいて嬉しいです!
このイベントを機に参加者の方とはLINEグループで繋がることが出来たので関係が継続していくのも嬉しい要素でした。

 

 

 

次回予告

というわけで、NASUとして初のイベント「まえだとキミトの鬼フィー祭」イベントレポートを最後までお読みいただきありがとうございます。

NASUではこれからもT4ビル様のご理解の元、クリエイターイベントを定期的に開催するとのことです。
次回開催は2月29日ダンボールアーティストのいわいともひささんによる完全未経験者向け、はじめての3DCGセミナーです。


完全未経験者向け はじめての3DCGセミナー

 

 

 

 

写真:土田真巳大谷キミト浜田綾
ライター:山下桃音
編集:浜田綾

 

 

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