デザイナー前田ができるまで【高校生編】

デザイナー前田のコラム

 

アートディレクター/グラフィックデザイナーとして活動している前田高志です。

 

これまで幼少期小学生 中学生時代を振り返ってきました。自分を理解するために今回も振り返っていきます。

 

この記事は私的な内容なので前田にちょっと興味がある人や、将来に悩んでいる高校生は読んでみてください。

 

高校生活

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画像引用:http://osaka-chikuwakai.jp/project/報徳学園校舎整備/

 

今から思うと「なんでやねん!」なのですが・・・

 

母の強い薦めでなんとなく近くの私学に入学してしまいました。(家が近かった!)

 

高校生活は、さほどアートやクリエイティブなことはやってませんでした。

 

高校生活は、部活に捧げました。

 

中学生の時は通ってた塾が、「運動部禁止!」で従ってしまいました。これも今から思うと「なんでやねん!」という話です。だから、中学で運動部に入ってる人がちょっとうらやましくて、高校は心機一転「何かに打ち込みたい!」と考えました。

 

とはいえ・・・

 

僕はスポーツが得意な方ではなく、しかも、高校はスポーツの名門校で知る人ぞ知る「報徳学園」。全国大会に行くために集まったアスリートたちばっかりですよ。みんな身体、バッキバキです。

 

なので、ど素人がイチから始めても追いつけるものを探しました。

 

するとひとつ、面白そうなのがありました。

 

それは弓道です。

 

弓道一色の 2年半

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画像引用:http://www.hotoku.ac.jp/club/senior/physical/kyudo/

 

弓道がある高校自体多くないので、珍しさに好奇心が掻き立てられました。そして、単純に「しんどくなさそう」「的に当たったら気持ち良さそう!」という動機は不純で単純です。報徳学園の弓道部は県内で強い方でしたが、高校から始める人も多くついていけそうな気がしました。一番は、体力勝負ではないところがポイントでした。

 

でもやってみると、見た目以上に難しい。

 

精神と身体を一致させないと、的に当たりません。

 

これが非常におもしろかったです。簡単なようで難しい。

 

前田
ゴルフに似てるかも。

 

試合の緊張感なんてハンパないですよ。ドンドンはまっていきました。

 

試合の実績は、「兵庫県大会 団体2位」、「赤穂義士祭高校生の部 優勝」。という半端な成績でしたが、県外の大会に出たので一応スポーツ推薦で大学受験資格を得ました。

 

イラストと漫画だけはひっそり続けていた。

夜、ヤングタウンというラジオ番組を聞きながら、イラストや漫画を書くのが好きでした。親や友人にはなぜか恥ずかしくて言い出せなかったのですが、中学生の延長で絵は毎日書いていました。

ヤングタウン日曜日にぜんじろうが出ていて、そこで大阪芸術大学の名前を知り、頭にインプットされましたのを今でも覚えています。

 

前田
芸術の大学があるんや!

 

思春期

自分を出すのが恥ずかしい

思春期の頃って、どうしても自分の趣味趣向が他人にばれるのが恥ずかしかったです。当時、任天堂のゲームが恥ずかしくて買えなかったことがありました。「高校にもなってまだやってるの?」というように思われるのが恥ずかしくて。人の目が気になって気になって仕方なかったです。

余談ですが、この経験が任天堂に入社しようと思ったきっかけになります。

 

反社会的なやつに憧れる

また、宗田理の小説「ぼくらの七日間戦争」にハマって、「ぼくらの」シリーズには、たぶん全部読みました。リアルでは、そんな野心とか反社会的なメッセージを訴えたい!ということはまったくないのです。(笑)親の言う通りに高校を選んでしまったのがひっかかってたのか、心根はそういうスタンスに憧れがあったのかもしれません。野島伸司脚本のドラマ「未成年」とかとても好きででした。

今から考えるとちょっと恥ずかしいです・・・

ぼくらの七日間戦争 (「ぼくら」シリーズ)

 

人生の転機

高校三年、そろそろ引退の時期に、なんとなく先輩に習って弓道のスポーツ推薦でそこそこの大学に行くのかなぁと考えていました。

そんな時、弓道部の顧問の先生がこんなことをボソッと言ったんです。

 

顧問の先生
君らはいいなぁ。若いから。

なんでもできるやん。

総理大臣にだってなろうと思えばなれる。

 

 

この言葉に目からウロコです。ハッとしました。

 

前田
総理大臣になりたい!

 

では、なくて・・・

 

後悔したくないな」って思ったんです。

 

高校も母の薦めで選んでしまった。それで反社会的な憧れを抱いてしまった僕がはじめてクーデターを起こしました。(←大げさ)

 

前田
絵を仕事にしたい!

 

何を恥ずかしがってたんだろうって。

 

スポーツ推薦やーめた!

 

ここからが大変です。うちの親はスポーツ推薦で、大学に進学すると思っているから・・・。

 

母親へ報告

 

前田
スポーツ推薦やめて、絵の大学に行きたい。ほんで、絵の試験があるから、絵の学校に行きたい。

 

 

はぁ!? あんたそんなん描けんの??
お母さん知らんで。勝手にしいや!

 

 

案の定、母は激怒。

「勝手にしろ」って言われたので、勝手にパンフレット取り寄せて、入学手続きをしました。

 

この時の前田、ナイス!

 

さすがに母も、この時は僕の強い意思を感じて観念してくれました。

 

高校3年生の夏。鉛筆の削り方からはじめる。

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画像引用:http://ameblo.jp/ycl-ohtani/entry-11537073903.html

 

受験は推薦は11月。本番は2月。明らかに時間がありません。

 

絵の学校は「中の島美術学院」を選択。ここの夏期講習の初心者コースに通うことになりました。大学受験に向けて、鉛筆デッサンと色彩構成を学校で習います。

 

本番の受験まで半年もないのに・・・。でも、鉛筆デッサンは誰もが鉛筆の削り方からはじめます。

 

周りを見渡すと、鉛筆を削ってるのは2〜3人。みんなさっさと絵を描き始めました。

 

初心者コースなのにみんな上手すぎる・・・初心者コースちゃうの??

 

やっぱり、始めるのが遅すぎたか・・・。背中に嫌な汗をかきました。

 

 

大学受験失敗

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結局、半年間、中の島美術学院に週2で通いました。遅れを取り戻すためにがんばりました。が、関西の私大を中心にたくさん受けたけど、全滅でした。

半年間、弓道に絵を頑張ったつもりです。人生で一番頑張りました。それだけに挫折感が半端なかったです。しかも、親に申し訳ない。

頑張りが足りなかったんだと浪人を決意します。

 

この時、父に言われた一言でかなり救われます。

 

 

4浪でも5浪でもしたらいい。
4人も子供いるし、ひとりくらいそんなやつおった方がおもろい。

 

 

高校生活のまとめ

  • 弓道で忍耐力・集中力を学んだ。
  • 頑張るだけじゃダメなことも学んだ。考えることが大事。
  • 後悔しない生き方をしたいと思った。
  • 人生最大の挫折を味わった

 

中学時代は割とノラリクラリやってきた割に、高校は我ながら、頑張りました。

 

結果は出なかったけど・・・。

 

ただ、この失敗は「失敗」じゃなくて「成長」であったと今、思えます。今後も、どんどんチャレンジして「成長」していきたいと思いました。

 

 

それでは、また!

 

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