特色ってなに?
チラシや名刺、パンフレットなど、通常の印刷(オフセット印刷)では4色で印刷されています。
4色インキと4色の製版が必要です。4色とは、Cは「シアン」、Mは「マゼンタ」、Yは「イエロー」、Kは「ブラック」。CMYKと呼ばれています。
通常印刷ではこの4色ですが、周りを見渡せば、鮮やかなパステルカラー、鮮やかな蛍光色、金、銀などあきらかに異質な印刷物がありませんか?
それが特色印刷です。
金色と蛍光ピンク
C M Y K + 蛍光ピンク
雑誌やパッケージ、チラシに多く使われています。
特色は色見本帳のようなカラーチップで指定します。DICカラー、PANTONEが代表的なカラーメーカーです。カラーチップを持っていないと指定できないので、デザイナーの必須アイテムになります。(印刷会社さんによっては、お借りすることもできるかもしれません。)
PANTONE 色見本 GP1606 パントン ソリッドチップス╱2冊組(コート紙、上質紙) 『パントン正規品、シリアル番号あり』 [並行輸入品]
特色で、コスト削減できる。
4色4版で通常印刷する分を、2色2版にするだけで単純に半額です。スーパーのチラシなどで見られる、「黒」と「赤」の2色で刷られているのはコスト削減のためです。
うまく黄色の紙を使って、黒と赤の2版で印刷しています。
引用元:http://www.saimiru.com/page/89
通常印刷(CMYK)で、「赤」を作ろうと思ったら2版必要なんです。「マゼンタ」+「イエロー」赤の特色を使えば、1色インキと1版で済みます。
たとえば、「蛍光色」と「黒」で擦った方が返って目立たせることができたり、「金」と「黒」だけで印刷する方が。高級感が出せたりします。
ただ、チープに見えるか、良く見せられるかはデザイナーの腕によるところがあります。
下ののように2色の方が返って良い雰囲気を出せたり、印刷コストも下げられます。
特色のいろんな使われ方
企業のコーポレートカラー
ブランドイメージの統一・管理するために特色で指定します。
商品パッケージ
他商品との差別化・高級感・アイキャッチのため。
販促ツール
色数を制限したチラシなど。目立たせたり、コスト削減のために使用します。
こだわった印刷
写真集やCDジャケットなどアート性の高いものは品質を高めるため、逆にCMYK+特色といった印刷に深みを出します。
まとめ
特色はコスト削減しながら、目立たせたり、見栄えを良くできる場合があります。大量印刷する場合「特色」の選択肢もあるということを意識しておいた方が良いでしょう。
こういった印刷の知識や経験は、グラフィックデザイナーや印刷会社、製紙会社に直接相談してみるのが良いです。また、使用する用紙も密接に関わってきます。「金」が出やすい紙、出にくい紙があったりします。
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それでは、また〜。
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