大好きな「赤めだか」が嵐の二宮和也さん主演で
ドラマ化されていました。
原作は落語家の立川談春氏。故・立川談志のお弟子さんです。
談春さんの修行時代を赤裸々に綴った実話です。
2008年に原作本が発売され、いろんなところで絶賛されいて
落語への興味もあって、すぐに読みました。
面白い。 談志、カッコイイ! そして、感動。
この本に大好きなシーンがあります。
弟弟子に嫉妬し、腐っていた談春さんに対して、立川談志が諭した言葉。
「よく覚えとけ。現実は正解なんだ。時代が悪いの、世の中がおかしいと云ったところで仕方ない。現実は事実だ。そして現状を理解、分析してみろ。そこにはきっと、何故そうなったかという原因があるんだ。現状を認識して把握したら処理すりゃいいんだ。その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」
※「赤めだか」より引用
「現実は正解なんだ」
「現状を認識して把握したら処理すりゃいい」
「その行動を起こせない奴を俺の基準で馬鹿と云う」
・・・しびれます。
立川流の修行の破天荒な面白さ、厳しさがリアルに垣間見えて
人生に大切なことをたくさん教えてくれた本でした。
子供にも読ませたい1冊です。